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フェレータ(Verräter)

 裏切るゲームと言えば、まずは「フェレータ(反逆者、裏切り者)」(Marcel-André Casasola Merkle / Adlung-Spiele / 1998)が思い浮かびます。フェレータは、ワシ陣営とバラ陣営のふたつの勢力の戦いをテーマとしたカードゲームです。プレイ人数は3もしくは4人です。3人プレイの場合は奇数ですので陣営のバランスは均衡にはなり得ません。4人プレイの場合は均衡になり得ます。そのため、人数によってゲーム性が変わります。

 このゲームの特徴は「アクションカード」と呼ばれる役割を現すカードがあることです。その中には、このゲームの題名ともなっている「反逆者」カードが含まれています。そして、このゲームの面白さはこの「アクションカード」の選択システムにあります。6種類あるアクションカードをランダムに1枚抜きデッドカードとします。次にスタートプレイヤーが残りのカードの中から自分の欲しいカードを1枚選択します。順番に次のプレイヤーから残ったカードの中からアクションカードを選んで行きます。選んだカードの効果を活かしてポイントを稼ぐことを目指します。

 アクションカードの中には自分の陣営を変更する「反逆者」カードが含まれていますので、自分のカード選択の番に「反逆者」カードがすでにない場合は、ランダムでデッドカードになったか、誰かが裏切る気つもりで選択したかのどちらかです。そのため、カード選択の駆け引きが生じ、いかに多数派として戦って得点を稼ぐか、いかにタイミング良く裏切って出し抜くかがポイントとなります。そのため、カード選択の手番が重要なゲームとなっています。裏切ったり出し抜いたりできるゲームをしてみたいのならお勧めです。このカード選択システムは後に「あやつり人形(Ohne Furcht und Adel)」の作者が参考にし、類似の職業カード選択システムとして採用しています。

Verräter(フェレータ)

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