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創作ボードゲーム「学校の怪談」

 「ゲームマーケット 2006」で頒布させていただいた創作ボードゲーム「学校の怪談」は、以下のページで紹介しています。

学校の怪談
※本サイトの創作ボードゲーム「学校の怪談」は、同名の映画、アニメ、TVゲーム、書籍などとはまったく関係ありません。民間伝承や都市伝説としての学校の怪談をモチーフとしたホラー風味のオリジナルボードゲームです。

2008年03月21日

プエルトリコ戦略論(採石場)

 採石場は必要か、必要なら何枚取得するのが良いのか考えてみます。典型的なギルドホール型での建築を目指すとします。「小インディゴ」「小サトウ」「小市場」「小倉庫」「大インディゴ」「大サトウ」「タバコ」「コーヒー」「工場」「港」「ギルドホール」という組み合わせで必要な資金は合計で50ダブロンです。すべての建築で採石場が稼働していたとして、採石場が1枚の場合11ダブロン安くなり39ダブロンで建設できます。採石場が2枚の場合では18ダブロン安くなり32ダブロンで建設できます。採石場が3枚の場合23ダブロン安くなり27ダブロンで建設できます。採石場が4枚の場合24ダブロン安くなり26ダブロンで建設できます。それぞれ割引率は採石場1枚では28.2%、採石場2枚では36%、採石場3枚では46%、採石場4枚では48%引きとなります。

 どのような建物を建てるか、いつ採石場を取ったか、採石場は稼働していたか、などにより割引率は当然変化しますが、ざっと採石場1枚で2割引、2枚で3割引、3枚で4割引と考えて差し支えないと考えます。4枚取得すべきときは他プレイヤーに採石場を回したくないケースか、大建物にあと1ダブロン足りないケースくらいだと思います。

 ではいつ採石場を取り始めるか、また、どのように取って行くかが問題となります。1番手プレイヤーは初手で開拓者を選択し採石場を取ることは、1ラウンド目ほぼ確実に市長が入るのでほとんどのケースで良い選択でしょう。初期配置プランテーションでコーンが1枚あったとしても採石場の方が良いと思います。初期プランテーションに大きな偏りがあるケースで何か狙いの手があるという以外、採石場を取れば良いと考えます。

 他の番手では、他プレイヤーが1枚採石場を取ったのであれば自分は1枚か2枚、他プレイヤーが2枚採石場を取ったのであれば自分は2枚か3枚と、同じ枚数かプラス1枚取るようにすれば生産できる産品の数でもほとんど劣ることなく採石場の割引率を活かせると思います。序盤、特に1〜3ラウンド目のプランテーションは重要なので、序盤においては採石場を取らないでプランテーションを取る方が良いケースが結構あります。そのため2番手プレイヤーは採石場を取っても悪し、プランテーションを取っても悪しというケースになることが多く、プエルトリコにおいて最も不利な番手だと思われます(3、4、1番手にはほとんど差がないと思います)。

 中盤以降で、コーンが1枚も出ていないプランテーション配置でボーナスダブロンの乗った開拓者を選び採石場を取れれば最高ですが、なかなかそういうケースばかりではないので、建設小屋を中盤に建て採石場を1枚なり2枚なり取っていくのも良い戦術だと思います。

プエルトリコ戦略論(基本戦略)

 プエルトリコは誰よりも多く勝利ポイントを稼いだプレイヤーが勝利者となるゲームです。建物を建てて勝利ポイントを稼ぐ方法と、産品を出荷し勝利ポイントを稼ぐふたつの方法があります。どのように勝利ポイントを稼ぐのか、具体的な方法が問題となります。

 基本的な戦略としては、誰よりも多くお金を稼ぐことです。4人プレイの初期資金は3ダブロンしかありません。例えば典型的なギルドホール型での建築を目指すとします。「小インディゴ」「小サトウ」「小市場」「小倉庫」「大インディゴ」「大サトウ」「タバコ」「コーヒー」「工場」「港」「ギルドホール」という組み合わせで必要な資金は合計で50ダブロンです。産品を出荷するだけでは資金は増えません。なんとかして初期資金を50ダブロンに増やすためには、産品を売却する、金鉱を掘る、ボーナスダブロンを拾う、といった行動が必要となります。

 古典的な分類として「建築型」と「出荷型」というものがあります。建築によりポイントを稼ぐ建築型プレイヤー対出荷によりポイントを稼ぐ出荷型プレイヤーの戦いという図式を思い浮かべる方も多いと思います。しかしながら、「建築型」「出荷型」という分類が頭にあると、このゲームの本質を見逃し兼ねません。実際はどちらかだけという偏ったプレイをすることは少なく、両方の手段でポイントを稼ぐスタイルが一般的です。より多くの建物を建てるのには資金が必要であり、より多く出荷ポイントを得るには生産施設を建て港や造船所を建てる必要があります。どのような方法を採るのかはそれぞれの状況によりますが、常に必要かつ重要なのはお金です。お金を勝利ポイントに変換するゲームがプエルトリコです。

 お金の運用方法さえ間違えなければ、最も多くお金を稼いだプレイヤーが勝つ確率が極めて高いゲームです。ですから、プレイ前に「今回は建築型で行こうか、それとも出荷型で行こうか」と考えるのはお勧めできません。それよりも「どのようにお金を稼ごうか、どのように効率の良い資金運用をしようか」と考える方が良いと思います。

2008年03月14日

ポータブル・プエルトリコ

 棋譜検討用に小さいプエルトリコがあるといいなと思い自作してみました。市販のマグネットタイプの囲碁を流用して作りました。原材料費はざっと3,000円くらいですが、小さいので結構作業が大変でした。タイルは表面に粘着剤が付いているマグネットシートを使用し、プリントした紙を貼っています。また、表面にはラミネートフィルムを貼っています。また、付属のマグネット碁石を流用し人や産品としています。産品の種類を区別するために丸いカラーラベルシールを貼っています。


ハナヤマ ポータブル囲碁十九路盤


マグネットシート 粘着テープ付


エーワン カラーラベル5mm丸

2006年12月13日

ミッション:レッドプラネット戦略論(イベントカード)

 ボードゲーム「ミッション:レッドプラネット(Mission : Red Planet)」にはゲームのランダム要素として、そして戦略の基軸として「イベントカード」が存在します。本稿ではイベントカード絡みの情報を整理しつつ、初歩的な戦略について記述します。

 「イベントカード」には「ボーナスカード」と「発見カード」の2種類のカードが存在します。「ボーナスカード」はゲーム終了時に条件を満たせばボーナス得点が入るカードで、9種類13枚存在します。「発見カード」は火星の外周エリアに配置されるカードです。ゲーム終了時にボーナスとして加点されたり減点されたりする効果のあるカードで、9種類11枚存在します。11枚のうち、プラス効果のカードが4枚、マイナス効果のカードが3枚、どちらとも言えないカードが1枚、効果なしのカードが3枚存在します。

 ゲーム開始時に各プレイヤーは1枚ずつ「ボーナスカード」を持ってスタートしますので、まずはこのボーナスカードの条件を満たすように宇宙飛行士を配置することを考えます。
 最も枚数の多いボーナスカードの「秘密ミッション」は、火星の指定の外周5エリアに最低1人ずつ宇宙飛行士を配置すればボーナスとして8点入るカードです。13枚中4枚存在するためスタート時に誰かしら持っていることが多く達成も比較的容易ですのでボーナスカードによる加点は8点を標準と考え、他のボーナスカードで8点の加点が難しそうな場合は他の方法での加点を目指す必要があります。
 ボーナスカード「氷の塊」を引いたプレイヤーはゲーム終了時に2枚の「氷の得点トークン」を受け取れるので、ゲーム終了時の「最多氷得点トークン」ボーナスの9点を狙うのが効果的です。ボーナスカード「氷の塊」は2枚存在します。
 ボーナスカード「極秘ミッション」は、プレイ人数によって達成難易度が変わるカードです。3人プレイではうまく行けば2〜3エリアで10〜15点の加点ができるかもしれませんが、5人プレイでは1エリア5点の達成も難しいです。

 プレイ中に「3:科学者」のキャラクターカードを選択したプレイヤーは「イベントカード」を1枚引くことができます。引いたイベントカードが「ボーナスカード」だった場合は条件を満たすべく宇宙飛行士を配置していくことになります。また、引いたイベントカードが「発見カード」だった場合は、自分に有利となるよう駆け引きの材料として使用することになります。
 キャラクターカード「3:科学者」は1〜2隻のロケットに2人の宇宙飛行士が乗せられます。手番、乗船の自由さ、そして搭乗可能人数において他のキャラクターカードと比較しても効果の強いカードです。加えて「イベントカード」を引くことができるので、10ターン中2回、もしくは3回使用しても損のないカードと言えると思います。複数回使用するためにはカードを回収するためには「1:リクルータ」をプレイする必要がありますので、3回使用することは難しいです。

 他のプレイヤーが配置した「発見カード」を覗くべきか、それとも新たに「イベントカード」を引くべきかは悩むところですが、「イベントカード」を引く方が効率が良いと考えます。「発見カード」の加点期待値よりも「ボーナスカード」の加点期待値の方が上ですし、「ボーナスカード」を引けば自分の得点だけを伸ばすことができます。

 「発見カード」はそのエリアにのみ効果が発生しますので、発見カードを配置したプレイヤーがそのエリアの独占権を主張するなら、発見カードを覗かずに対抗して少しだけ主張しておけば良いと思います。そのプレイヤーが終盤で「2:探検家」を温存している場合は「発見カード」がマイナス効果かも知れず、配置している宇宙飛行士を別なエリアに移動させる可能性があるので要注意です。
 プラス効果の「発見カード」で、恩恵を受けるために最多人数である必要があるのは「巨大鉱脈」だけですので、エリアの最多人数を狙う必要はありません。逆に「放射性物質」だった場合は該当エリアに配置した宇宙飛行士をすべて失うことになりかねませんので、最多人数を狙うのは得策ではありません。発見カードを配置したプレイヤーより1人2人少ない人数を配置しておけばおおむね間違いないと考えます。