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サイト管理者のmidgeです。ボードゲームの中でプエルトリコが最も好きというプレイヤーの1人です。

言及のない限り、公式ルールの基本建物のみの4人プエルトリコの戦略について書いています。公式ルールではインディゴプレイヤーの所持金は3ダブロンで、コーンプレイヤーの所持金も3ダブロンです。工場の建築コストは7ダブロンで、大学の建築コストは8ダブロンです。

私はBGAプエルトリコの「バランスドゲーム」と称するハウスルールを好ましく思っていません。工場のコストと大学のコストをスワップするというハウスルールは、そもそも作者の過去の非公式な発言を根拠にしています。しかし、作者がリップサービスで「工場と大学のコストを入れ替えるべきだったかもしれない」と言ってからもう十数年経ちますが、何度もバージョン変更を重ねているプエルトリコの新しいバージョンである「Puerto rico 2020」も「Puerto Rico 1897」も工場は7ダブロン、大学は8ダブロンのままで、コストは入れ替っていません。作者が変更したくてもAleaが認めないのだ、と主張する一部のプレイヤーはいますが、2014年版から5人ゲームの総出荷点が122vpから126vpに変更されているので、Aleaはルール変更そのものは許容しています。コストの入れ替えがないことは作者も出版社もオリジナルのコストが適切だと考えているからに他なりません。

また、コーンプレイヤーの所持金を1ダブロン少なくするというハウスルールは、BGGの掲示板で、非公式オンラインプエルトリコのトロピックユーロの運営者がコンピュータ同士で対戦させたらインディゴプレイヤーの勝率が低かったので補正したらバランスが取れた、と言い出したのが発端です。残念ながらBGAもそれに倣いこのハウスルールを採用しています。バランスドゲームでプレイするプレイヤーも多く、そのせいでプエルトリコというボードゲームの本来のダイナミックな魅力を阻害し、インディゴプレイヤーの正当な戦略・戦術の発展を妨げたと考えています。

公式ルールの4人プエルトリコのインディゴプレイヤーの戦略について、本来は秘密にしておきたかった個人で身に着けたテクニックを包み隠さずに書くことで、公式ルールのバランスは適切であると主張したいと考えています。私はBGAで公式ルールで4人プエルトリコをプレイしていますが、インディゴプレイヤーでもコーンプレイヤー並みに勝ち続けています。インディゴプレイヤーは将棋やチェスの後手番のように互角化を目指す必要があり難しくはありますが弱くはないのです。

このブログを書くためにBGAで公式ルールの4人プエルトリコを100ゲームほどプレイしましたが、途中で20連勝のアチーブメントを入手しました。半分くらいはインディゴプレイヤーなわけですから、コーンプレイヤーの所持金を1ダブロン少なくするという安易な弱体化なしでも、インディゴプレイヤーで普通に勝てることを実証しています。

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