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プエルトリコ戦略論(建物その2)

「小さな市場」
 第1ラウンドで購入されることの多い建物です。1金で購入することができ、建築家特権なら無料で購入できます。1金という安さと、1金が1点になる上に一度でも産品を売却すればペイできるという効率の良さからすぐに売り切れる人気建物です。そのため、第1ラウンドで建築を選んだプレイヤーとその次のプレイヤーが購入することが多いです。特に3番手プレイヤーは初期プランテーションが「コーン」ですから次ラウンドからすぐに稼動できる可能性が高く、購入してまず損はありません。1番手「開拓」→2番手「建築」→3番手「市長」の流れで「コーン」の生産体制が整い「小市場」が稼動します。

「農地」
 このゲームにおいて唯一の運の要素であるプランテーションタイルで、めくり勝負のできる建物です。序盤で購入されることも多いですが、中盤以降に購入して「公邸」とのコンボでボーナス点を狙うのにも役立ちます。後半積極な手を選べないとき「開拓」を選べば1人だけ加点できますし、「市役所」を合わせ持っていればそのボーナスも見込めます。
 実際「農地」で欲しいプランテーションタイルがどの程度の確率で引くことができるかですが、産物は5種類なのでおおよそ5分の1、確率は20%程度です。厳密にはプランテーションタイルは50枚(コーン10枚、インディゴ12枚、サトウ11枚、タバコ9枚、コーヒー8枚)で、4人プレイではスタート前にコーン2枚、インディゴ2枚が初期配置で配られますから残り46枚(コーン8枚、インディゴ10枚、サトウ11枚、タバコ9枚、コーヒー8枚)です。プランテーションタイルは5枚場に晒されますから41枚が山札となります。仮に全種類1枚ずつめくられたとして、コーン7枚、インディゴ9枚、サトウ10枚、タバコ8枚、コーヒー7枚が山札に眠っていることとなります。スタート時の41枚の場合は下記の表のようになりますが、スタート時のプランテーションタイルに大きな偏りがない限りサトウがやや出やすくコーンとコーヒーがやや出にくい程度で、おおむね5分の1と考えて差し支えはないようです。

残り確率条件等
3枚 7.3%コーン、コーヒー:場札がすべてコーンもしくはコーヒー
4枚 9.8%タバコ:場札がすべてタバコ
5枚12.2%インディゴ:場札がすべてインディゴ
6枚14.6%サトウ:場札がすべてサトウ
7枚17.1%コーン、コーヒー:場札が1種ずつ晒されている
8枚19.5%タバコ:場札が1種ずつ晒されている
9枚22.0%インディゴ:場札が1種ずつ晒されている
10枚24.4%サトウ:場札が1種ずつ晒されている
11枚26.8%サトウ:サトウが1枚も晒されてない

 実際のゲームにおいて「農地」を活用してコーンを5枚以上集め「造船所」を稼動させたプレイヤーはゲーム後半に出荷によって勝利点の伸びが一番になることが多く、1人で「監督」→「船長」を行っても建築型プレイヤーが追いつけず勝利することが多いです。出荷型の協力プレイヤーがいればその確率はさらに高まります。そのため、1人に「コーン」を集めさせるのは危険なことです。逆に4枚までなら1人で出荷プレイをしてもまず勝てませんので敢えて「農地」プレイヤーに晒されている「コーン」を回して集めさせ、プレイスタイルをコーン出荷型に強制しゲームから脱落させるようなことも危険ですが可能です。
 また、ゲームが進行するごとに山札として眠っている残りのプランテーションタイルが推測できますので「開拓」フェイズで敢えてパスをして「農地」のめくりに賭けるようなケースも終盤においては出現します。いずれにしても、唯一の運要素に関わる建物ですので、2金と安価ながら爆発力を秘めた建物でもあります。

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