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インコグニト(Inkognito)

 「インコグニト」(Alex Randolph, Leo Colovini / Milton Bradley, Winning Moves / 1988)は、ヴェネツィアを舞台に4人のスパイが暗躍する推理ゲームです。4人のプレイヤーがそれぞれ正体を隠したスパイとなります。自分のパートナーとなるスパイを見つけ一緒に指令を達成したペアが勝利となります。

 パートナーとなるスパイが誰なのか特定するのが最初の目的です。しかし、スパイの「正体」も「体型」も持っている「指令」も不明です。自分のコマを動かして他のプレイヤーコマに接近し、質問をすることで少しずつ特定していくことになります。質問に対し質問されたプレイヤーは真実を示したカードと虚偽情報のカードをセットにして見せます。

 こうして互いに質問を繰り返していくことによってパートナーを捜していきます。パートナーが薄々特定できてきたら、「正体」のキャラクターの「クセ」をジェスチャーで伝えたり、また間違ったジェスチャーをすることで他のプレイヤーを惑わすこともできます。また、「大使」コマに接近することで、より精度の高い他のプレイヤーの情報を得ることもできます。

 パートナーが特定できたら、互いの「指令」カードの組み合わせで生じる「指令」を一緒に達成するように協力します。無事達成できれば互いに握手をして勝利となりますが、パートナーと思っていた相手が実はパートナーではなくて握手を拒否した場合は敵のペアの勝利となります。

 初めは誰が味方なのか不明で、特定してから協力して指令を達成するという、二段構えの少し変わった推理ゲームです。手探りで真実を確かめていくところは推理ゲームならではの面白さです。パートナーを見つけて終わりではなくて後半の指令達成パートがあるのが特徴で、もしかしたら間違っているかも知れないという段階から推理して先に動いたり、敵のペアの行動で予測したりと、自身の推理によって得られた確信に基づく行動での勝利を得たときは推理ゲーム好きにはたまらないものです。

 「警告のしるし」と呼ばれる覆面をかたどったボール抽選機(移動のダイス代わりのようなもので振るとカラーボールが3つ表示される)がカラカラと少しうるさく、ボールをケースに入れた順番で出目がやや偏る気がするのが難点だと思います。個人的には「警告のしるし」を使用せず、巾着袋に入れてボールを3つ握るのが良いと思っています。本当は使用した方が雰囲気が出るのでしょうけれど。

インコグニト(Inkognito)
インコグニト(楽天で購入)

Winning Moves

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