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エボ(Evo)

 「エボ」(Philippe Keyaerts / Eurogames・Descartes / 2001)は、恐竜を進化させてより多くの個体を生き残らせ勝利ポイントを稼ぎ、最もポイントの多い人が勝利となるゲームです。

 恐竜に遺伝子を追加して生存競争に勝ち残ることを目指します。たくさん卵を産む種族にしたり、足を速くし攻撃力を上げて他の種族を殺すことで勢力を増したり、気候変動に適応することで多くの個体を生き残らせるようにしたりと、種をいろいろと特徴付けられることがこのゲームの面白さとなっています。各ターンの終わりに、生き残った恐竜の数の分勝利ポイントが増えていきます。

 恐竜を進化させる遺伝子は競りで落とします。競りは、競り落としたいものが被らなければその遺伝子を落札できる、あとから入札した人によって入札が被った場合は別なところに移動するかより高い値を付ける、ということを繰り返すシステムです。競りには勝利ポイントを使用するのであまり高く落札できないですし、なかなか欲しい遺伝子が競りに出てこなかったり、同じ遺伝子ばかり出て相場が安くなったりといろいろな状況があります。ゲームの戦略の軸となる部分でもあります。

 恐竜たちの棲む島は激しい気候変動があり、気候に適応できない恐竜たちは死んでいきます。事前に棲みやすい土地に移動したり、遺伝子を強化して耐候性を付けることによって生き残りを目指します。場合によっては他の種族を蹴散らして棲み良い地形の土地を確保する必要もあります。ターンの終わりには卵を産むことができますので、頑張って種を増やしていきます。時代が進み、最後に隕石が衝突するとゲームは終了となります。

 気候を変動させたり一時的に攻撃力を上げたりといった特殊効果のあるイベントカードはなかなか強力です。うまく使用することで勝率は上がると思います。場面によっては非常に凶悪なカードもありますので、競りでイベントカードばかり落とすというのも戦略のひとつです。イベントカードは日本語化しないと読むのに大変だと思います。

 総評としては、なるべく多い人数(4人か5人)でワイワイと遊ぶのが楽しいゲームだと思います。盤面での衝突が多いといろいろ選択肢が出てきて楽しめます。一方で運の要素がかなり大きいゲームなので、戦略で勝ると勝利するというものでもありません。ですが、意外と重めのゲーム好きの人でも楽しめる、要素の多いゲームでもあります。「恐竜」とか「進化」といったキーワードに反応するタイプの人間は楽しく遊べると思います。

 絵柄に好き嫌いが出そうなところや、勝利ポイントのカウンタが競りのボードの周囲に小さいマスで書かれているなど明らかにプレイしづらい部分があるのはマイナス要素だと思います。また、付属のダイスが木製のため出目が微妙に偏ることもありますので、市販のダイスを使用した方が良いかも知れません。ダイス目が重要なゲームでもあります。

Eurogames・Descartes

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