4人プエルトリコ 螺旋状のラウンド進行

プエルトリコのメカニクスというと、役職の選択が可変であるという「ヴァリアブルフェイズオーダー」が良く話題になりますが、実際のゲームの骨格を作っているのは螺旋状のラウンド進行です。ラウンド1は1番手から順に1-2-3-4と進みますが、ラウンド2になると2番手からはじまり、2-3-4-1の順になります。1番手はガバナーのR1-1で役職を選んだら次に役職を選択できるのは、1-2-3-4-2-3-4-1の順でR2-4、7フェイズ後です。ガバナーから次のガバナーまで16フェイズでひと回りします。4人プエルトリコではこの螺旋状のラウンド進行を利用して仕掛ける手筋が多く存在します。加えて、ヴァリアブルフェイズオーダーと選ばれなかった役職にボーナスダブロンが乗る仕組みが組み合わさって、各プレイヤーの建物とプランテーションとその稼働状況、船と商店の状態、そして3種類のゲーム終了条件によって複雑なゲーム展開となります。