4人プエルトリコ R1-1開拓採石場の時の2番手のタイル選択

4人プエルトリコのオープニングは1-1開拓 1:採石場が最も多いです。経験的にまた戦略的に多くのプレイヤーがこれをメインラインと認識しています。5枚の初期プランテーションタイルでコーンが1枚以上出る確率は約63%です。コーンがあればコーンを取りたいところです。コーンは労働者1人で生産体制が整うのですぐ稼働できるメリットがありますし、コーンプレイヤーに極力初期タイルのコーンを回さないようにすることも重要です。コーンが2枚以上出る確率は約20%あるためそのときは2番手としてはどうしようもないのですが、コーンが1枚しか出ていないときは極力コーンをカットしておく方がコーンプレイヤーの複数コーンによる監督早仕掛けを防ぐ意味もあり無難な選択です。余談ですが、コーンが1枚だけ出ているのにそれをスルーしてインディゴを取って1-2建築大インディゴを選ぶプレイヤーがごくまれにいるのですが、その狙いは相当勝ちにくいですし3番手へのアシストになると思います。

また、1番手の初手は何が最善か、コーンプレイヤーに初期タイルのコーンを回すのはどれだけインディゴプレイヤーにとって厳しいのか、という考察は必要なのですが、初期タイルにコーンが3枚以上出る確率は約3.1%しかないので、初期タイルにコーンが2枚以上ある時は1番手が1-1開拓 1:コーン 2:コーンとするのなら、コーンプレイヤーに初期タイルのコーンがどうしても回ってしまうというケースはほとんど起きないことになります。また、1-1建築 1:小市場 2:小市場 1-2金鉱として、3番手に開拓を回して採石場を選ぶよう誘導する手もあり得るかと思います。

コーンが1枚もないときはサトウを拾うのが普通かつ無難です。特にコーン0枚でサトウが1枚だけ出る確率は約14%で、そのときはサトウを取って1-2建築小サトウから2-1市長でサトウ体制を構築するのは有効な戦法となり得ます。初期タイルにタバコかコーヒーが1枚だけという状況なら高額産品の独占を目指してタバコやコーヒーを取ることもあり得ます。特によりアグレッシブな手として、1-2金鉱から2-1建築タバコという俗にターボタバコと呼ばれる筋があるので検討してみても良いと思います。ちなみにコーン0枚で、サトウ0枚もしくは2~4枚でサトウが取れないか独占できない状況でタバコタイルが1枚だけ出るという確率は約9.7%、さらにこの時次の開拓タイルにタバコが出ない確率は約31.7%です。しばらくのタバコ独占が約束されているならタバコ売却の可能性も高まるのでターボタバコ戦法を検討しても良いかもしれません。10回に1回生じる可能性がある、約3割の狙いのギャンブルプレイとしては面白いと思います。

#タイルの重複組み合わせの確率計算が間違っていたらすみません。