4人プエルトリコ 予防 他プレイヤーの狙いを消す

常に有利に局面を展開したいものですが、どうしても後手に回ることもあります。4人プエルトリコにおいてインディゴプレイヤーよりコーンプレイヤーのほうが序盤の仕掛けの手段が多いので、R1~R6くらいまでの序盤においては、インディゴプレイヤーの暫定的な目標としては相手の狙いを消しながら体制を整えて動的な互角を目指すことになります。だいたい売りが一巡する(商店が埋まり空になる)までに局面が落ち着けば採石場を持ってる方が有利な展開になっていきます。開拓タイルに偏りが出てコーンプレイヤーのどちらかがインディゴタイルを取れない事態になると、生産施設が安価で船ができやすいインディゴを持っていることも潜在的にプラスに働いていきます。

第2ラウンド監督商人船長にボーナスダブロンが乗っているとして、最初のコーンは売らせないように先に商人を選んでおくような手筋があります。その手自体は自分はあまり得しないので「仕事をする」と言われることもあります。また、コーンを複数生産できるプレイヤーが監督を打ったとき、船がぴったり空にならないように敢えて1マス空くように5船や6船に流して船をロックすると、コーンプレイヤーが小倉庫を建てて稼働させるまで複数コーンによる仕掛けを封じられます。

次のラウンドの頭で1ダブロン乗りの建築ならタバコやコーヒーを建てられてしまうというときは前のラウンドに建築をカットする、タバコやコーヒーを建てられたとしても市長が入る前に先に監督を打ってボーナスダブロンを消しておく、タバコやコーヒーに市長が入り監督が入っても商人を選ばず船長で流す、という感じで優勢なプレイヤーの好きにさせないことは大事です。何も気にせずお手伝いのように市長を入れたりアシスト監督を打ったりしてリードしてるプレイヤーをさらに押し上げる人がいますが、それでは勝ちには繋がりません。

誰かが工場を建てたら稼働する前にとりあえず挨拶のように監督を打つというのも手筋のひとつです。それだけで2~3ダブロンの余計な収入を抑えられます。出荷志向の展開で港争奪戦に敗れたときに予防措置として同じ建築で小倉庫を購入して枯らせて(売り切れにさせて)しまう、船を制御して生産できる産品と出荷できる船をチグハグにしておく、などは港の稼働率を下げるのに有効です。

相手が嫌がる手だけを続けてもジリ貧になることもありますので注意は必要ですが、抑えるべきタイミングで抑えないと手が付けられなくなることも多いです。特に複数の狙いを持った体制を作られると止めようがなくなるので、コーヒータバコの高額施設を建てる、高額産品を含む3品種体制の人が工場を港を建てる、というタイミングの前後では自分より有利なプレイヤーがいるのであればその狙いを消す手を選ぶ方が良いかもしれません。