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郵便馬車(Thurn und Taxis)

「郵便馬車」(Karen Seyfarth, Andreas Seyfurth / Hans im Glück, Rio Grande Games / 2006)は、15世紀のドイツ地方で郵便配達網を構築するゲームです。ドイツ年間ゲーム大賞(Spiel des Jahres) 受賞、ドイツゲーム賞(Deutscher Spielepreis) 第2位と、2006年で最も評価されたと言えるゲームです。すでに定番ボードゲームのひとつになっていると思います。

 プレイヤーは場に晒された6枚のカードもしくは山札から都市カードを1枚ドローし、手札から1枚都市カードをプレイします。それを繰り返すことで隣接する都市カードを繋げて郵便網を構築し、確定させて郵便局駒を都市に配置して行きます。いち早く郵便局駒を使い切りゲームを終わらせて逃げ切りを狙うのか、また長い配達路線を築いてボーナス狙いで行くのかなど、得点していく方向性を選択できます。最も多くのポイントを稼いだプレイヤーの勝利となりますが、獲得した馬車の価値、ボーナスタイルのポイント、配置できなかった郵便局駒の数で勝利ポイントが変わりますので、どのように郵便配達網を築いて行くか頭を悩ませることとなります。

 また、手札上限はターン終了時に3枚と少ない一方で、場のカードに欲しいカードがないときは晒されたカードをすべて捨てて新しく6枚山札から引いて場に晒すことができます。必然的に手札で路線を揃えて行くのではなく場のカード6枚+新しく晒した場のカード6枚+山札の計13枚から欲しいカードをドローしていくのがセオリーとなるようです。2〜4人用のゲームですが、4人だと自分の番が回ってくるまでに何度も場のカードが流されてしまい、捨て札や他のプレイヤーの動向から残りのカードを推測しつつも、結局は自分の番が回ってきてから考えるというプレイになりがちです。そのためゲーマー向けというよりは割と軽目のゲームという印象です。

 ルールは簡単ですし、ボードゲーム初心者の方にもお勧めできる良いゲームだと思います。他人の行動で自分の行動の邪魔をされることが少なくせいぜい場のカードを流される程度ですので、とにかく自分のやりたいことができますから不慣れな方でもフラストレーションを感じることは少ないと思います。また、2人でも遊べるボードゲームであるというのもポイントだと思います。それと郵便局駒がかわいいのが個人的には大変気に入っています。

Thurn und Taxis(Hans im Glück)
 Thurn und Taxis(Rio Grande Games)
 ドイツ年間ゲーム大賞(Spiel des Jahres)
 ドイツゲーム賞(Deutscher Spielepreis)

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