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株式売買ゲーム

 株式売買をテーマにしたボードゲームはいくつもありますが、実際の株取引に似ているもの、何となく雰囲気が出ているもの、要素としてそれっぽいもの、などをいくつか挙げてみます。

 株式売買ゲームと言えば真っ先に思いつくのが、「モトリーフールの安く買って高く売れ」(Reiner Knizia / Uberplay Entertainment / 2005)です。最終的に一番多くお金を持っていたプレイヤーが勝利となるゲームで、3種類ある産業の株式を購入して売却益を得るところはなるほどそれっぽい部分です。株価が変動しづらい産業の株をホールドしつつ、株価が変動しやすい株を売買して売却益を出すことができるところなどはなかなか株式っぽいところです。
 しかし、カードをプレイして相場を上下させるところなどはあまり株式っぽくない、ゲーム的な部分です。また、2番手プレイヤーが初手で手持ちの株式を売却してあとは相場を変動させて他人の足を引っ張るというプレイがかなり効果的で大勝ちも狙えると思われるところが、株なんかやらない方がいいんだよというアイロニーのように思えてなりません。

 また、「ビッグディール」(G.Zuckerman, T.Harpaz, R.Wagner, Y.Rotem / Amigo Spiel / 2001)というゲームでは、カードを集めて株式会社を設立して収益を得るところ、設立した株式会社を買収したり防衛したりするところ、最後のゲームオーバーカードを引きゲームが終了するときにバブルがはじけて(?)手持ちの会社や資源の価値が暴落してしまうところなどは要素として株式っぽいですし、なかなか良くまとまったゲームです。このゲームは4種類ある資源の売買で売却益を出せるのですが、モトリーフールの3種類の産業の株式売買と同じように、ボードゲームでも実際の株取引に似せられる部分だと思います。

 一方、株式の変動や仕手戦の仕組みをシステムとしてうまく再現していて、私が一番株式っぽいと思うゲームは、「マネージャー」(P.Pfeiler, W.Pfeirer, B.Munchhagen / Hexagames / 1991)です。1991年作品なので残念ながら絶版なのですが、非常に良くできたゲームです。株価の変動のシステムでは、最安値を付けた人から2,000金ごとにチェーンして、うまく一番高く値を付けた人の株価が大きく上がるところなど、株価の変動というゲームにするのが難しい部分を独自のシステムで実現しています。うまくやればクロス取引や仕手行為、見せ板的手法などを駆使して相場を作り大きな利益を出すこともできます。最終的には工場を10個建てた人が勝利なのですが、相場をいかに自分の思うように操るかが楽しくて、結果大損しても楽しいと思える面白いゲームです。

The Motley Fool’s Buy Low, Sell High(モトリーフールの安く買って高く売れ)
 AMIGO Spiel + Freizeit GmbH
 Hexagames

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