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プエルトリコ戦略論(建物その4)

「大きなインディゴ工場」
 インディゴ大量生産には欠かせない建物です。価格も3金と安く「採石場」効果を用いれば1金で購入できる効率の良い建物です。終盤に人減らしのために建てるのも良いですし、「ギルドホール」を建てたプレイヤーが得点を4点(2点+ボーナス2点)稼ぐのにも優れた建物です。
 4人プレイ開始時の3金でも建てられるので、インディゴタイルを持っている1・2番手プレイヤーが極稀に奇襲で「大インディゴ工場」を建てることもあります。

「大きなサトウ工場」
 こちらは建てるのに4金掛かりますが、サトウを大量生産するためには必要な建物です。「建築」特権や「採石場」効果を利用して建てるべきでしょう。4人プレイにおいて、1番手「開拓」で2番手プレイヤーが「サトウ」を取った後、自分で「建築」を選んで奇襲で「大サトウ工場」を建てることもあります。
 また、終盤に「建築」→「市長」という余裕のない出荷型の展開になると読んだときに、建築型プレイヤーが「小サトウ工場」を省略して、出荷負けしないように中盤に「大サトウ工場」を建てるようなケースもあります。

「宿屋」
 プランテーションタイルに人が乗るので、「採石場」と「コーン」を取る場合、1回分の「市長」を省略できるというメリットがあります。「開拓」を選べば人が1人来るので「農地」と組み合わせるのも効率が良いです。人不足になりにくいため大量生産を狙う出荷型プレイにも役立ちます。
 しかしながら、序盤に建てないとあまり効果がない一方で、序盤に生産施設でもない建物に4金を使うというデメリットは大きく、ほとんど建てることのない建物のひとつです。「2番手宿屋定跡」において2番手プレイヤーが建てることはあります(定跡・プレイスタイル参照)。
 また「大学」を建てたプレイヤーが「宿屋」を建てると、生産体制を整えるのに「市長」を省略することができます。序盤からの大学プレイで他プレイヤーに合わせて生産する産物を選択したいという場合において、あり得る手ではあります。

「商館」
 このゲームで最も購入機会の少ない建物です。5人プレイでは生産物が重なることが多いので意味はありますが、4人プレイにおいてはほとんど必要ありません。というのも、生産物が上家に重ならないように生産施設を建てた方が資金を有効に使えるからです。上家がコーヒーならタバコを、上家がタバコならコーヒーをと、「開拓」では上家のプランテーションタイルに重ならないようにタイルを取り、「建築」では高額生産物であるコーヒーとタバコが重ならないように生産施設を建てるのが定跡です。
 万が一、上家に後から生産施設を重ねられた時でも「総督」の位置と手番プレイヤーの位置を把握して上家より先に売却できるように「監督」をコントロールしながらプレイする方が有効です。上家に生産物を重ねられた対抗策として「商館」を建てるというケースではすでに後手に回っていると思います。
 4人プレイにおいて「商館」建築することが最善手であるというケースは極めて少ないと思います。場全体の生産物の種類が少なく自分がコーヒーを独占しているようなケースで、場が膠着しており「商店」の空きマスがひとつにコントロールされていて打破する手段が「商館」以外になく、どうしてもコーヒーを売り重ねたい、というような限られた状況でのみ有効だと思います。

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