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プエルトリコ戦略論(建物その3)

「建設小屋」
 「開拓」を選ばなくても「採石場」を取ることができる建物です。「採石場」の枚数はゲーム後半の建築による得点の伸びに直結しますので建築型プレイヤーにとって重要な建物のひとつです。「採石場」は8枚しかありませんので、4人プレイでバランス良く取って2枚ずつ、3枚取るプレイヤーが出ると1枚しか取れなかったり1枚も取れないことも良くあります。
 この「建設小屋」の効果的な使用方法は、積極的に自分で「開拓」を取っていくことです。そうすることで他プレイヤーに「採石場」を取らせないようにできるので、より「採石場」の効果を相対的に高めることができます。また、他プレイヤーに「開拓」を選択された場合でも欲しいタイルがあればそれを取り、ない場合に「採石場」を取るようにすれば「開拓」フェイズでの無駄がありません。建築型なら「採石場」は3枚欲しいところですが、他プレイヤーが1枚も「採石場」を取っていない場合は出荷負けしないためにプランテーションタイルを選択することも重要です。おおむね「他プレイヤーの採石場+1枚」となるように取って行けばバランス良く戦うことが可能です。
 また、「農地」+「建築小屋」で「開拓」フェイズの効果をより高めるコンボもありますが、序盤の資金繰りの厳しいときに4金支払って購入するのでは必然的に生産力が乏しくなり、出遅れは必至です。このコンボを成立させるためには特権やボーナスダブロンを駆使して効率良くプレイする必要があります。

「小さい倉庫」
 出荷型でも建築型でも活用できる建物ですが、「採石場」を使っても1金しか安くならないため1点建物の中では最も高額な建物です。「建築」特権+「採石場」で1金で建てるのが理想ですが、なかなかうまくは行かないでしょう。
 生産物を無駄にしないので、出荷型では「港」とのコンボが有力です。また少品種大量生産の場合、「小倉庫」ではなく一気に「造船所」を購入するかどうかは悩むところです。「小倉庫」を経て「造船所」を建てることも考えられますが、資金効率は悪くなります。
 建築型においては、例えば「コーン」と「コーヒー」を生産できるケースで他プレイヤーによって空の船に「コーヒー」を強制出荷されられる状況を回避するため「小倉庫」を建てる場合などがあります。「小倉庫」の効果により以前のラウンドに出荷できず補完している「コーン」を出荷して防ぐ、などということもできます。
 どのような場合でも建てて無駄となるケースが少ない建物と言えますが、いち早く3点建物を建てるべきときに「小倉庫」購入による資金減少が致命的ミスとなる場合もありますので、総督の位置や手番プレイヤーの位置などの状況判断はやはり必要です。
 また、大量に補完しておくことで他人の「船長」を牽制できたり、「貨物船」や「商店」の状況判断を難しくさせるので、単に生産物の破棄による見込み得点の減少を防ぐという効果だけではなくゲームを複雑化させ紛れを生むという効果もあります。

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