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ルイ14世(LOUIS XIV)

 「ルイ14世」(Rüdiger Dorn / alea・Ravensburger / 2005)が、2005年ドイツゲーム賞第1位作品となりました。

 このゲームは使命カードを達成すること(5点)と紋章チップを得ること(1点)によって勝利得点を稼ぎ、最も勝利得点が多い人が勝者となるゲームです。ルイ14世の時代の要人を表す各人物ボードの上に影響マーカーを置いていき影響マーカーを多く置いた人はその人物から報酬をもらえます。報酬には使命チップや紋章チップなどがあり、使命チップの組み合わせでプレイする使命カードを達成することと、得た紋章チップによって得点することができます。

 このゲームの面白いところは、ふたつの得点方法があってどちらかだけではまず勝てないのでバランス良く得点しなければならなく、ひとつの人物ボードでの1位にこだわるとそのボードで勝利してもゲームでは勝てないというようなバランス感覚やジレンマを楽しめるところです。いわゆるゲーマーズゲームではありますが一度テストプレイをすれば初心者でもすんなりと理解できると思います。

 また、ゲームシステムがよく練り込まれていて一般的なゲームの欠点としてありがちな状況が起きにくくなっています。あからさまなトップ叩きがしにくい、初心者でも大差で負けにくいためゲーム終盤まで楽しめる、初心者が居てもゲームが崩壊しない、談合プレイをしたとしても勝利することが難しい、あたりは非常に秀逸なゲームシステムであると思います。

 一方欠点としては、ルイ14世マーカー絡みの同点処理がすっきりと理解しにくい、使命カードや紋章チップの運の要素がやや大きい、などが挙げられますが前者は同点処理の場合分けの表を作ると分かりやすくなりますし、後者は戦略で補える程度の運の要素であって強い人の勝率が高いゲームシステムであるため、どちらも大きな問題ではないと思います。また、カードがドイツ語で記述されているため使命カードの日本語化をした方がプレイしやすくなりますが、イラストで視覚的に理解できるカードになっていますので日本語化は必須ではないでしょう。なお、このゲームは2〜4人用ですがバランスから言って4人プレイが個人的には最も面白いと思います。

Louis XIV(ルイ14世)
 Deutschen Spiel Preise 2005(ドイツゲーム賞 2005)

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