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2006年12月13日

ミッション:レッドプラネット戦略論(イベントカード)

 ボードゲーム「ミッション:レッドプラネット(Mission : Red Planet)」にはゲームのランダム要素として、そして戦略の基軸として「イベントカード」が存在します。本稿ではイベントカード絡みの情報を整理しつつ、初歩的な戦略について記述します。

 「イベントカード」には「ボーナスカード」と「発見カード」の2種類のカードが存在します。「ボーナスカード」はゲーム終了時に条件を満たせばボーナス得点が入るカードで、9種類13枚存在します。「発見カード」は火星の外周エリアに配置されるカードです。ゲーム終了時にボーナスとして加点されたり減点されたりする効果のあるカードで、9種類11枚存在します。11枚のうち、プラス効果のカードが4枚、マイナス効果のカードが3枚、どちらとも言えないカードが1枚、効果なしのカードが3枚存在します。

 ゲーム開始時に各プレイヤーは1枚ずつ「ボーナスカード」を持ってスタートしますので、まずはこのボーナスカードの条件を満たすように宇宙飛行士を配置することを考えます。
 最も枚数の多いボーナスカードの「秘密ミッション」は、火星の指定の外周5エリアに最低1人ずつ宇宙飛行士を配置すればボーナスとして8点入るカードです。13枚中4枚存在するためスタート時に誰かしら持っていることが多く達成も比較的容易ですのでボーナスカードによる加点は8点を標準と考え、他のボーナスカードで8点の加点が難しそうな場合は他の方法での加点を目指す必要があります。
 ボーナスカード「氷の塊」を引いたプレイヤーはゲーム終了時に2枚の「氷の得点トークン」を受け取れるので、ゲーム終了時の「最多氷得点トークン」ボーナスの9点を狙うのが効果的です。ボーナスカード「氷の塊」は2枚存在します。
 ボーナスカード「極秘ミッション」は、プレイ人数によって達成難易度が変わるカードです。3人プレイではうまく行けば2〜3エリアで10〜15点の加点ができるかもしれませんが、5人プレイでは1エリア5点の達成も難しいです。

 プレイ中に「3:科学者」のキャラクターカードを選択したプレイヤーは「イベントカード」を1枚引くことができます。引いたイベントカードが「ボーナスカード」だった場合は条件を満たすべく宇宙飛行士を配置していくことになります。また、引いたイベントカードが「発見カード」だった場合は、自分に有利となるよう駆け引きの材料として使用することになります。
 キャラクターカード「3:科学者」は1〜2隻のロケットに2人の宇宙飛行士が乗せられます。手番、乗船の自由さ、そして搭乗可能人数において他のキャラクターカードと比較しても効果の強いカードです。加えて「イベントカード」を引くことができるので、10ターン中2回、もしくは3回使用しても損のないカードと言えると思います。複数回使用するためにはカードを回収するためには「1:リクルータ」をプレイする必要がありますので、3回使用することは難しいです。

 他のプレイヤーが配置した「発見カード」を覗くべきか、それとも新たに「イベントカード」を引くべきかは悩むところですが、「イベントカード」を引く方が効率が良いと考えます。「発見カード」の加点期待値よりも「ボーナスカード」の加点期待値の方が上ですし、「ボーナスカード」を引けば自分の得点だけを伸ばすことができます。

 「発見カード」はそのエリアにのみ効果が発生しますので、発見カードを配置したプレイヤーがそのエリアの独占権を主張するなら、発見カードを覗かずに対抗して少しだけ主張しておけば良いと思います。そのプレイヤーが終盤で「2:探検家」を温存している場合は「発見カード」がマイナス効果かも知れず、配置している宇宙飛行士を別なエリアに移動させる可能性があるので要注意です。
 プラス効果の「発見カード」で、恩恵を受けるために最多人数である必要があるのは「巨大鉱脈」だけですので、エリアの最多人数を狙う必要はありません。逆に「放射性物質」だった場合は該当エリアに配置した宇宙飛行士をすべて失うことになりかねませんので、最多人数を狙うのは得策ではありません。発見カードを配置したプレイヤーより1人2人少ない人数を配置しておけばおおむね間違いないと考えます。

2006年12月12日

ボードゲームショップその2

 海外のボードゲームを扱っているショップリストのその2です。

2006年12月09日

ミッション:レッドプラネット戦略論(キャラクターカード)

 ボードゲーム「ミッション:レッドプラネット(Mission : Red Planet)」はキャラクターカードを使用し宇宙飛行士を火星行きのロケットに乗せて送り込み、火星における採掘権の独占を狙うゲームです。キャラクターカードは9種類あり、それぞれ特徴が違います。そこで、簡単に各キャラクターの違いをまとめてみます。

キャラクターロケット搭乗人数確実性能力
1:リクルータ使用済みキャラクターカードを手元に戻す
2:探検家火星にいる宇宙飛行士を3回まで移動
3:科学者1〜2イベントカードドロー/発見カード確認
4:秘密諜報員1+1ロケット強制離陸
5:破壊工作員地上のロケット1隻破壊
6:女スパイ他人の宇宙飛行士1人と入れ替える
7:添乗員×乗せられなければ手番パス
8:兵士×火星の外周にいる宇宙飛行士を1人殺害
9:パイロット1〜2ロケットの目的地変更


 基本的には1隻のロケットに対して1人の宇宙飛行士を乗せることができます。「4:秘密諜報員」は2隻のロケットに1人ずつ乗せることができるうえ、ロケットを強制離陸させることができます。「7:添乗員」と「8:兵士」を使用すれば複数の宇宙飛行士を搭乗させることができますが、このふたつのキャラクターカードは条件に合わないときは1人も乗せられません。不確実性があるのはこの2種のキャラクターカードだけです。また、「3:科学者」と「9:パイロット」は1〜2隻と条件が緩く2人も乗せられます。

 ストックを除くと、宇宙飛行士の存在する場所は「離陸前のロケット」「離陸後のロケット」「火星」「宇宙墓場」の4か所です。そして、他人の宇宙飛行士を殺害できるカードは3種類です。「5:破壊工作員」は「離陸前のロケット」に乗っているすべての宇宙飛行士を、「8:兵士」は「火星」の外周にいる1人の宇宙飛行士を「宇宙の墓場」に送ることができます。また、「6:女スパイ」は「ロケット」もしくは「火星」にいる他人の宇宙飛行士を自分の宇宙飛行士と入れ替えて「宇宙墓場」に送ることができます。「離陸後のロケット」の宇宙飛行士に対して直接的に効果を発揮できるのはこのキャラクターカードだけです。ちなみに、「9:パイロット」は「ロケット」の行き先を変更することで間接的に効果を発揮することができます。

 火星にいる宇宙飛行士を移動させられるのは「2:探検家」だけです。1人の宇宙飛行士を3エリア分動かせます。1人を複数回移動させたり複数人を別々に移動させることができます。

 これらのキャラクターカードを駆使してより多くの宇宙飛行士を火星のより広いエリアに送り込む、または「ボーナスカード」の効果を期待して「宇宙の墓場」に送り込むのが基本戦略となります。

2006年12月03日

プエルトリコ戦略論(2人プレイ)

 aleaの公式サイトにはプエルトリコの2人プレイ用公式ヴァリアントがあります。基本的にマルチプレイのルールに準拠してデザインされているため変更点は多くありません。プレイ感は4人プレイに似ていますが、紫建物が各1枚しかない、商店の売却スペースが4のまま、貨物船がふたつしかない、などの要素によりゲーム的には別物になっています。
 プレイの手番は、(1→2→1→2→1→2)→(2→1→2→1→2→1)→1と、スタートプレイヤーの間隔は12番目(2ラウンド)ごとですが、毎ラウンド3回役割カードを選択できるため縛りは4人プレイと比べてほとんどありません。出荷できる産品が2種と限られる一方で商店への売却はしやすくなっています。

「プエルトリコ2人プレイ用公式ヴァリアント」

□使用するコンポーネント
プランテーションタイル:35枚(コーン:7枚、インディゴ:9枚、サトウ:8枚、タバコ:6枚、コーヒー:5枚 ※それぞれ3枚ずつ除外)
表向きにするプランテーションタイル :3枚(※プレイヤー人数+1枚)
採石場:5枚(※3枚除外)
建物:生産施設 各2枚、紫建物 各1枚
勝利ポイント:65ポイント
入植者チップ:42個(ストック 40個、移民船 2個)
移民船に載せる最小入植者チップ数:2個(※プレイヤー人数)
産品コマ:コーン8個、インディゴ9個、サトウ9個、タバコ7個、コーヒー7個(※それぞれ2個ずつ除外)
貨物船:4船と6船
商店:変更なし
役割カード:7枚(※金鉱掘り1枚を除外)

□プレイヤーの所持品
ゲームボード:1枚(※多人数プレイと同様)
所持金:3ダブロン
初期プランテーションタイル:1番手 インディゴ、2番手 コーン

□ゲームの進行
 総督プレイヤーからスタートし、総督プレイヤーは役割カードを1枚選択します。次に、2番手プレイヤーが役割カードを1枚選択します。
 以後、両プレイヤーが3枚ずつ役割カードを選ぶまで交互に選択して行きます。最後に残った1枚の役割カードに1ダブロンを乗せます。
 総督プレイヤーを交代し、次ラウンド以降も同様にプレイします。他のすべてのルールは3〜5人プレイと同じです。

プエルトリコ2人プレイ用公式ヴァリアント(alea)